学校の扉の電気錠

突然ですが、「電子錠」と「電気錠」の違いをご存じでしょうか?

「電子錠」は、内蔵された電池で動き、タッチキーや暗証番号などで施錠・開錠するもの。最近では、一般住宅の玄関にもよく使われています。これに対して「電気錠」は、電源から供給される電力で動き、警備システムなどと連動して、遠隔操作や自動操作ができるもので、主に大規模な施設で使われています。

写真は、東京の私立高校に納める予定の、電気錠を組み込んだ木製扉(加工途中)です。

電源の取入れ口から鍵の部分まで、扉の内部に配線を通す必要があるため、扉の一部を空洞にする細かな加工を施しています。

電線は、扉の下部から垂直に通されたあと、直角に曲げて内側へ向かい、鍵の部分まで達しています。その配線を収めるため、扉の厚さの3分の1ほどの幅で溝を掘り、細長い木製の部材で蓋をしています。拡大写真を見ると、その細工がお分かりいただけるでしょうか。

この扉は、このあと塗装を施し、扉の四角い部分すべてにガラスをはめ込んで完成です。

普段は見えない扉の内部にも、電気錠を機能させるための細かな工夫が施されています。
今後、電気錠の付いた木製扉を見かけたら、「いったいどこに配線が通っているんだろう?」と、ちょっと気を付けて見てみてください♪

四角の枠にはガラスが入ります
電源の取り入れ口
四角い空洞が通っています。継ぎ部分を、ぜひ拡大してみてください。