床や壁、天井など、建物の内装に木材を使用する「木質化」が進んでいます。高層ビルを木造化することは難しくても、内装や外装を木質化することで、デザイン性や機能性など、木ならではのメリットを享受できます。
この「木質化」を進める際に注意が必要なのが、火災の拡大を防ぐための「内装制限」です。これは、壁や天井の仕上げ材に燃えにくい、あるいは燃えない材料の使用を義務付けるものですが、一部の建物では、建具にも高い防火性能が求められます。
写真は、ある公的機関の建物で使用される戸当たり(ドアを受け止める部分)のサンプルの断面です。内部には難燃性の基材が挟み込まれていることがわかります。外からはまったく見えない部分にも、このような工夫と技術が施されているのです。



