浮造りと、三平方の定理

 身内の知り合いから「八角形の鍋敷き」のリクエストをいただきました。未利用材活用♪ということで、休日DIYです。→(未利用材の活用先、模索中)

 キッチンの主役の材料に選んだのは板目を楽しめる「杉」。下の写真の左上にあるように、杉は心材(赤身)と辺材(白身)から構成されるのですが、今回はその両方を含む「杉らしい杉」を利用しました。

 ところで、浮造り(うづくり)って、ご存じですか。年輪は、春に成長する色の薄い柔らかい部分(春目)と夏から秋にかけて成長する硬い部分(冬目)で構成されていますが、この柔らかい部分をブラシで磨く(削る)ことによって、木目を美しく際立させる加工が「浮造り」です。

 せっかくの杉ですので、少しだけ浮造り加工をして、それから切断。
 突然ですがここで問題!

一辺が18cmの正方形の板があります。この四隅を切断して正八角形の鍋敷きを作ろうと思います。2番目の写真のように切断するとき、カッターを何センチにセットして切ればよいでしょうか? 小数点第二位まで求めなさい。
(答えは、写真のキャプションにあります)

 手作りですから、計算も手計算で行いました。三平方の定理で求めた「寸法」と、直角二等辺三角形の木片を利用して作った「45度」を利用して、角の切断です。

 磨いて、計算して、切って、やすりをかけて出来上がり。1つ作るのも、5つつくるのも、手間はほとんど同じなので、ご注文は5個以上でいただけると嬉しいです♪

材料の杉の板。左上は、丸太の断面。
芯材(赤身)と辺材(白身)がよくわかります。
反対の角から21.73cm(=9×(1+√2))のところを、45度で切断します。
両手の下にある、直角二等辺三角形の木片にも注目!
天然木目鍋敷きの出来上がり。杉の香りをお届けできないのが残念💦