あのケヤキのその後

つくばにケヤキの1枚板を見に行ってきました。2年前に伐採された、直径122cmのあの切り株のケヤキです。

直径122cmのケヤキの切株・・・ | 斉藤木工所 (saitomokko.jp) ←クリックでリンク

切り株は残念ながら活用できませんでしたが、幹の部分は、昨年9月に製材されて板になりまして、その1枚をテーブルに仕立てるのを、斉藤木工所に任せていただいております。
広葉樹は針葉樹に比べ組織が緻密なため、乾燥にとても時間がかかります。このまま自然乾燥する場合にはあと2年以上かかりそうです。人工乾燥させる方法もありますが、今のところ、高周波プレスを行おうかなと考えています。高周波プレスはリグニン成分を柔らかくすることで、まっすぐな仕上りとなります。

スツール(椅子)になったケヤキの樹齢は約100年でしたので、このケヤキはおそらく200年以上、持ち主さんのお庭に息づいていたと思われます。ケヤキの豊かな命を受け継ぐテーブル、今から楽しみです。


樹齢100年のケヤキから椅子をつくる | 斉藤木工所 (saitomokko.jp) ←クリックでリンク

ときどき裏返しにして乾燥させます。木裏(キウラ)が上面になっていました。
持ち主さんと、製材所スタッフさんが、木表(キオモテ)を確認
ポプラの見事な一枚板(売約済みもあります)
とても広い材木市場でした!